花王、4期連続で増収増益。日用品の販売が好調

2014年02月08日 09:48

 4日、花王<4452>は2014年12月期の連結売上高が前年比4.2%アップの1兆3700億円になるとの業績予想を発表。営業利益は前年比4.3%アップの1300億円と予想。その発表の中で花王は、「商品の高付加価値化による持続的な利益ある成長と、社会への貢献との両立を図る」としている。配当は年68円を予定。25期連続での増配を計画している。

 白斑問題の起きたカネボウ化粧品の収益に関しては、13年1~6月期はプラス、自主回収を行ってからは15%のマイナス、そして年間では5~6%程度のマイナスであったとのこと。今年の売上高はこれを上回ることを計画しているという。しかしその白斑問題の補償に関しては見積もることが出来る状況にないとし、花王の今期の見通しには計上されてはいない。

 13年12月期の連結売上高は前年同一期間比7.8%アップの1兆3152億円で、営業利益は前年同一期間比11.5%アップの1246億円であった。カネボウ化粧品の白斑問題により回収費用などの特別損失が発生したものの、国内やアジアでのおむつやサニタリーなどの日用品事業が好調に推移したことにより、それを補てんすることが出来た。4期連続で増収増益となり、営業利益は9年ぶりに最高益となった。売上高には為替のプラス影響分の698億円が含まれている。

 カネボウ化粧品の白斑問題による影響に関しては、これまで売上高で100億円、営業利益で60億円と予想していたが、しかし結果としてその予想よりも20%程度上がりそうだとのこと。カネボウ化粧品の自主回収や症状が出た人に対する治療費の支払いなど、この問題にかかる損失は合わせて従来予想よりも8億円多い121億円となる模様。

 そうしたカネボウ化粧品の白斑問題によるマイナス影響を受けつつも、結果的に14年12月期の最終利益は前年同一期間比21.9%アップで、4期連続の増収増益。国内では健康機能飲料「ヘルシア」や濃縮洗剤「ウルトラアタックNeo」といった、高付加価値商品の販売の拡大、国外では中国やロシアなどで紙おむつの「メリーズ」などの日用品販売が好調に推移したことなどが寄与した。(編集担当:滝川幸平)