ヨネックスが足への負担を軽減するランニングシューズ発売

2012年08月23日 11:00

 ヨネックスが、足への負担を減らしながら軽快なランニングを楽しめるランニングシューズ「パワークッション ブリーズラン」3品番を発表。週1回程度の割合でランニングを楽しむファンランナー層や、1kmあたり5~6分で走行するランニング初心者に向けた新商品で、8月下旬から発売する。

 パワークッション ブリーズランは、クッション性と軽量性を保ちながらも、足への負担を軽くする機能を付加した足に優しいランニングシューズ。7mの高さから落とした卵が割れずに約4m跳ね返る同社独自の衝撃吸収材「パワークッション」を、かかとと前足・親指部分・中足部分などと軽量の特性を活かして全面に配置した他、足への衝撃を和らげる様々な機能を装備している。また、シューズを構成する各パーツを見直し、高いクッション性と軽量化の両立を図っているという。さらに、足首のずれを防ぐオーバープロネーション対策や、やたりにくさと軽さを両立するタフブリッドも実現している。

 矢野経済研究所の調査によると、2010年のスポーツシューズ国内出荷市場規模は、数量ベースで前年比101.1%の7805 万足、金額ベースで同101.0%の2767 億4000 万円と横ばい・微増となっている。こうした中ランニングシューズにおいては、数年来続くマラソンブームやマラソン大会などレース嗜好を強める市民ランナーの増加により、2010年は数量ベースで前年比110.7%の1714 万足、金額ベースで同108.4%の464億8000万円と市場を牽引している。一方で近時は、低価格商品への需要シフトが懸念されている分野でもある。どこまで市場の伸長を維持できるのか、注目が集まるところであろう。