自公民など8党は衆議院の議員定数削減と選挙制度改革を審議する第3者機関を設置するよう連休明けにも伊吹文明衆院議長に要請する。共産と社民は現行制度の検証が先として、設置要請には反対している。自民党の石破茂幹事長が会見で語った。
石破幹事長は「協議整わずということで、10党のうち8党がそのような意向であるということを踏まえ、議長にお願いに上がりたい。その際に、社民党・共産党からこのような意見が述べられたということも当然申し上げる。その後は議長のご判断ということになろうかと思う」とした。要請は「連休明けになると思う」と語った。
また、石破幹事長は「議長の下に機関が設置されることになれば、当然、選挙制度のあり方についても議論されることになるので、政党の消長に関係なく、わが国における民主主義のあり方ということで議論がなされることに大きな意味があるのではないか。どのような議論がなされるのか、どのような構成になるのかということは議長のご判断になる」と語った。(編集担当:森高龍二)