社会民主党の又市征治幹事長は安倍晋三総理が国会答弁でも頻繁に使う「責任野党とは柔軟に誠実に政策協議を行う」との発言について「いかにも無責任野党があるように主張している」と改めて批判している。
又市幹事長は「政権与党の政策に組みしない野党を無責任野党だと批判して、野党を分断して、その一部を与党の補完勢力に組み込もうというような考え方がみられる」とけん制。
そのうえで「野党には政権をチェックする本来の使命がある。無責任な野党など存在しない」と主張した。また、又市幹事長は安倍総理の責任野党発言は「議会制民主主義を理解していない発言」との認識を示した。
国会議員定数削減については「議員定数はOECD34カ国中、(議員一人当たりの人口比)33番目(に少ない)」として、『議員定数削減はすべきでない』と定数削減に反対した。又市幹事長は財政事情や増税論議から定数削減が出てくることはおかしいとし「行政のチェック機能をするところでの削減は本末転倒」と批判した。(編集担当:森高龍二)