格安スマホの認知度は約60%、しかし利用者は約2%にすぎず

2014年06月22日 19:20

 今、格安スマホが話題になっている。イオン、ビックカメラ、freebit、BIGLOBEなどの携帯電話会社以外が提供するスマートフォンのことで、携帯電話会社(NTTドコモ、au、ソフトバンク)が提供する一般的なスマホの約半額 4000円程度[端末+データ通信料]で利用できるというのが最大の特徴だ。しかし、格安スマホの認知度は約60%あるが、まだ利用者は約2%しかいないということが判明した。

 ビッグローブ株式会社(BIGLOBE)は、格安スマートフォンに関するアンケート調査を実施、19日にその結果を発表した。

 このアンケートは、インターネット調査パネルを活用して2014年6月6日~6月8日に実施したもので、3098件の有効回答が集まった。アンケート方法はインターネットアンケート画面による回答(マクロミルモニタ利用)、性別 は男性49.4%、女性50.6%。年は20代以下19.2%、30代17.6%、40代16.4%、50代16.1%、60代18%、70代12.7%。

 それによると、格安スマホの認知度は、「利用している」、「詳しく知っている」、「聞いたことがある」の合計で全体(n=3098)58.7%。そのうち、格安スマホ利用者は1.7%となった。また、格安スマホ利用者(n=52)の月額利用料金は、格安スマホ利用前と比べ、毎月約2250円の節約ができているという。

 格安スマホ未使用者(n=3046)に対して、月々4000円以下で利用できる格安スマホの特長を説明したところ、利用意向は36.9%となった。

 格安スマホ未使用者で今後利用意向のある人(n=1207)において、格安スマホを利用する上で重要視するポイントは、「月額利用料金の安さ」が最も高く、次いで「現在の電話番号が引き継げる」、「音声通話が可能」、「通信速度の速さ」となった。

 また、スマホ利用者(n=1480)において、月額利用料金(本体代金+通信費+通話料 )は平均約7000円となった。また、月額利用料金に対して高いと思っている人が84%もいた。このうち、「かなり高い」は32.2%、「やや高い」は51.8%だった。
 
 ほとんどの人がスマホ料金は高いと感じているが、まだ格安スマホにはなかなかスペックの問題からか手が伸びないというところか。(編集担当:慶尾六郎)