5分で読める電子書籍サイトがサービス開始

2014年06月25日 07:06

 インターネットの普及により、電子書籍市場も拡大している。野村総合研究所の予測では、電子雑誌・電子新聞を含む電子書籍市場は2018年には約5000億円に達すると予測している。電子書籍は様々なメディアがしのぎを削っているが、今回パピレス<3641>は19日、新しいコンセプトの電子書籍サイト「パピレスプラス」(http://www.papy.co.jp)のサービスを開始したと発表した。

 「パピレスプラス」は、書籍を1冊ずつ販売する従来の電子書店とは異なり、書籍内容を分冊し、章・記事ごとに販売するスタイルを採用。これにより、ユーザーは、書籍内容に含まれたさまざまな情報(章・記事)の中から、自分の欲しい情報のみを選び出し、すぐ簡単に読むことが可能となる。

 ビジネス書・実用書を中心に作品のラインナップを広げていく。特に、多忙なビジネスパーソン向けに、スマートフォン、タブレット端末を通して、欲しい情報がすぐ手に入るサイトを目指すという。

 「成功への投資は10円から」をキャッチフレーズに、最も安い記事は1記事10円から購入できる。また、ユーザーはプリペイド式のポイントを事前購入し、そのポイントを消費して読みたい記事を購入する仕組みとなっている。

 また、HTMLベースのビューアを使用しているため、気になる記事をブラウザ上ですぐ読める。アプリ等のインストールは必要ない。ユーザーは購入したコンテンツをiPhone/iPad/Androidスマートフォン及びAndroidタブレット/PC等、さまざまな端末で読むことができる。このため、移動中などの隙間時間にも、スマートフォン等で気になる記事をすぐ購入してすぐ読むことができる。サイト上には、目安として、1記事あたりの読了時間も表示されている。

 さらに、すべての記事について、無料で閲覧できるサンプルを用意し、興味のある記事を次々に読めるように対応。「書店」というイメージを払拭し、情報の充実したサイト構成を目指した。記事、章の見出しをニュース記事のように表示し、1冊ごとに販売する書籍の紹介では様々な切り口で作品を紹介している。

 初回掲載作品のラインナップは、「人生を変える朝1分の習慣」著:後藤勇人、発行:あさ出版。イチローにみる「勝者の発想」」著:児玉光雄、発行:二見書房。「【Voice S】真珠湾とヤルタ ソ連参戦情報に見る日独インテリジェンスの違い」著:岡部伸、発行:PHP研究所。「僕が30代で5億円の資産をつくれたのは、誰でもできるシンプルなことを大切にしただけ。」著:午堂登紀雄、発行:かんき出版。「東京のお江戸をめぐる散歩コース50江戸の歴史が蘇る上手な歩き方」著:夢プロジェクト、発行:河出書房新社など1万点以上の記事を配信する。

 「電子書店パピレス」は、1995年にサービスを開始した日本最古のオンライン電子書籍配信サイト。小説・ビジネス書・実用書などの文字コンテンツや漫画・写真集などの画像コンテンツ、音声・動画コンテンツまで幅広い作品を取り扱っている。スマートフォン・タブレット対応版では、サイト閲覧~コンテンツ利用まで全てWEBブラウザ上で行う。

 なお、現在、販売冊数1億冊達成記念入会キャンペーンを実施中。パピレスプラスに初めて入会の方は、100円分(100ポイント)の記事を無料で読める。詳細は下記のURLを参照。(http://www.papy.co.jp/act/event/camp.htm)(編集担当:慶尾六郎)。