都議会本会議で質問中の塩村文夏議員(みんなの党)に対する野次について、鈴木章浩議員(都議会自民党会派離脱)が野次を認め、謝罪したものの、野次は複数あったことから、他の議員も名乗り出て謝罪すべきとの世論が広がっている。
こうした中、みんなの党の水野賢一幹事長は24日の記者会見で自民党の石破茂幹事長に対し、鈴木議員以外の野次発言者が都議会自民党議員の可能性が高いとみられることを踏まえ「鈴木氏以外にも複数あるというのは数多くの証言などからその可能性は非常に高い。それは自民党籍である可能性も極めて高いという中で、他にもいるのであれば、そういう人達にも申し出て謝罪をするというのは最低限では当然でしょう。党としてもリーダーシップを発揮してもらう必要があります、という事を申し上げたいと思っている」と他の発言者も自ら名乗り出て、謝罪することは最低限すべきこととして、協力を求めていく考えを示した。
また、水野幹事長は「今回の問題をきっかけとして地方議会の議員とかそういった事についても、法令で何か縛る話かどうかはわかりませんが、品位を持った活動というのをお互いしていきましょうという事を、特に自民党は多くの地域で、第一党的な立場にある場合が多い訳ですから、責任を持ってリーダーシップをとられる方がよろしいのではないでしょうかというような話等をできればと思っている」とした。
塩村議員はツイッターで「(野次ったほかの議員についても)名乗り出て頂きいと思ってはいますが、今後の対応は私が前面に出て発信をしていくよりも、会派と議会運営委員会でしっかりとした対応を取って頂きたいと思っています。首都東京の議会の在り方が先進諸国の中でも素晴らしいものになりますように」と綴った。
また、謝罪した鈴木議員について「23日に不適切な不規則発言(ヤジ)を言ったという議員より謝罪を受けました。 時間が経っただけに勇気が必要だったと思います」とも綴っている。(編集担当:森高龍二)