【日経平均】2時台80円を超える上昇で高値引け173円高

2014年07月25日 20:06

 24日のNYダウは2.83ドルの小幅安。S&P500は0.97ポイント上昇で終値過去最高値更新、NASDAQ総合指数は1.59ポイント小幅下落で、前日比ほぼ横ばいで終了。新築住宅販売件数の前月比8.1%減はネガティブインパクトが大きかったが、28.4万件で8年5ヵ月ぶりの低水準の新規失業保険申請件数が中和した。主要企業決算もキャタピラーの減収決算を、純利益2倍以上で最高益更新のフェイスブックの好決算が中和。キャタピラーは3.1%下落、フェイスブックは5.2%上昇。25日朝方の為替レートはアメリカの長期金利が上昇しドル円が101円台後半、ユーロ円が137円近辺でやや円安に振れていた。

 CME先物清算値は15340円。取引時間前に消費者物価指数(CPI)が発表され、6月全国は+3.3%、7月東京地区は+2.8%でどちらもほぼ市場予測通り。日経平均は58.04円高の15342.46円で始まる。好決算の「日経平均寄与度御三家」の一角ファナック<6954>の大幅高に引っ張られ午前9時6分に15360円、同12分に15370円にタッチして同18分に15387円まで上昇するが、その後は上にも下にも抜けず15360~15380円のレンジで膠着した小動きが続く。香港、上海市場はプラスで始まるが反応薄。そのまま前場を終了し前引けは15371円だった。

 後場は前引けと同水準で始まり、午後1時台までは15375円を軸に上下15円ほどの値幅で小動き。動いたのは2時からで、2時2分に15389円のピークをつける。しばらくは横ばいの後、2時20分頃から先物主導で上昇開始。前週までの「利益確定売りの金曜日」と反対の動きで、アッと言う間に15400円を突破して2時26分に15422円まで上昇する。終盤はさらに上値追いして2時41分に15439円をつけ、2時52分には15450円台に乗せて、終値は173.45円高の15457.87円で高値引け大幅反発。2勝2敗、前週末18日終値から242.16円上昇して今週の取引を終えた。日中値幅は後場の上昇で116円に拡大した。TOPIXも+11.49の1281.35で高値引け。売買高は20億株。売買代金は1兆7057億円で、これで2兆円割れが17日続いている。

 東証1部の値上がり銘柄数は1335で全体の73%を占め、値下がり銘柄数は345。33業種別騰落率は32業種が上昇、1業種が下落。プラスセクター上位は証券、その他金融、パルプ・紙、倉庫、建設、鉄鋼など。下位は鉱業、水産・農林、保険、小売、電気・ガスなど。マイナスのセクターは空運だった。

 日経平均採用225種は値上がり196銘柄、値下がり24銘柄。プラス寄与度1位はファナックで+36円、2位はファーストリテイリング<9983>で+17円。マイナス寄与度1位はアドバンテスト<6857>で-6円、2位はKDDI<9433>で-1円だった。

 三菱UFJ<8306>は3年勤続以上の契約社員約11000人を対象に60歳まで継続雇用を打ち出し1.8円高。みずほ<8411>は1.4円高、三井住友FG<8316>は18円高だった。野村HD<8604>は13.7円高、大和証券G<8601>は19.3円高で、証券セクターは業種別騰落率トップ。正午にJPX<8697>が4~6月期決算を発表。営業収益31.4%減、営業利益39.5%減、最終利益36.9%減で減収減益だが市場予測は上回ったので80円高。通期見通しは据え置いたが今後、証券市場の商いは伸びてくれるだろうか?

 トヨタ<7203>は37円高、ホンダ<7267>は6.5円高、マツダ<7261>は8円高と自動車大手は堅調。ソニー<6758>は年功要素を完全に廃した「ジョブグレード制度」など10年ぶりに新しい人事・賃金制度に改定すると報じられ、人件費負担の軽減見通しをマーケットは評価して49円高で4日続伸。売買代金9位に入った。パナソニック<6752>は家庭用給湯機103万台の無償回収・修理を発表したが影響なく24円高。日立<6501>は9.6円高、シャープ<6753>は2円高、NEC<6701>は1円高だった。

 OKI<6703>は4~6月期の営業損益が10億円の黒字に転換する業績観測で15円高で売買高7位、値上がり率12位に入った。車載情報機器関連のクラリオン<6796>はこの日、三菱UFJ証券が新規に「アウトパフォーム」のレーティングと500円の目標株価をつけたのを好感され、売買高、売買代金とも2位の大商いで34円高で年初来高値を更新し値上がり率5位。カメラシステムが自動車の安全対策で有望と評価され、親会社が日立なのも点数が高い。自動車用電装品の澤藤電機<6901>は一時ストップ高の47円高で年初来高値を更新し値上がり率2位。固定抵抗器のKOA<6999>は前日に4~6月期決算を発表し、経常利益は25.4%増の9.8億円、中間配当を前年同期から2円上積みし12円とすると発表すると90円高で値上がり率7位に。宮越HD<6620>はストップ高比例配分の300円高で値上がり率1位。7日続伸してまさに今週の主役を占めていた。

 アドバンテストは4~6月期決算を発表し、営業損益は24億円、最終損益は13億円の黒字に転化したが市場予測を下回ったため値下がり率2位と売り込まれ83円安。芝浦メカトロニクス<6590>は4~6月期は経常赤字が拡大したため6円安。情報システム関連のオービック<4684>は4~6月期の純利益が17%増の42億円と過去最高で165円高で年初来高値更新。豆蔵HD<3756>は45円高で年初来高値を更新し値上がり率8位に入っていた。