【日経平均】改造内閣閣僚名簿発表で凹んで59円高どまり

2014年09月03日 20:13

 オリンパス<7733>はゴールドマンサックスが目標株価を引き上げ45円高で年初来高値更新。テーマ物色まだまだしぶとく、水を入れて使う非常用電池「マグボックス」で買いに火がついた古河電池<6937>はストップ高比例配分の300円高で年初来高値を更新し値上がり率1位。コマツ<6301>は、日経新聞が3月期通期のフリーキャッシュフローが1000億円の黒字になり有利子負債1000億円を削減するという財務改善の見通しを報じ31円高で年初来高値を更新した。

 新日鐵住金<5401>は午後0時35分頃、名古屋製鉄所のコークス炉で火災が発生し負傷者が出て4.8円安。売買高は5位だった。神戸製鋼<5406>は1円高、JFEHD<5411>は17.5円安で、鉄鋼セクターは業種別騰落率30位とふるわない。東京電力<9501>は電力自由化をにらみコスト削減策を話し合う有識者委員会を設置すると報じられたが値動きなしだった。

 ビール大手のサッポロHD<2501>、アサヒGHD<2502>、キリンHD<2503>はプリン体ゼロの発泡酒を同時発表。サッポロHDは1円高、アサヒGHDは27.5円高で年初来高値更新、キリンHDは11円安と明暗が分かれた。ヤマトHD<9064>は働く女性のための家事支援サービスに進出と報じられたが10円安。海運セクターは業種別騰落率トップで、日本郵船<9101>は売買高17位で4円高、商船三井<9104>は5円高、川崎汽船<9107>は売買高9位で9円高。ANAHD<9202>はドイツのルフトハンザ航空と日欧間の航空貨物を統合と報じられ2.7円高。実現すればシェア約3割になる。

 ユナイテッドアローズ<7606>は8月の既存店売上高が4.5%増で3ヵ月ぶりのプラスで120円高。夏物バーゲンが悪天候に勝ったという。「ゾゾタウン」のスタートトゥディ<3092>は合計3000円未満は送料無料から送料350円に改定して50円高。即日配達のオプション選択は逆に無料化する。靴のABCマート<2670>は8月の既存店売上高8.5%増と発表し150円高。ゲーム・コンテンツ関連ではコロプラ<3668>が145円安で値下がり率10位と売られていた。

 新興市場は、日経ジャスダック平均は0.09%上昇、東証マザーズ指数は0.58%上昇と反発。マザーズの創薬ベンチャーのUMNファーマ<4585>は公募増資等で最大28.7億円を調達して発行済株式数が13.1%増加するのを嫌気され35円安。調達資金は岐阜県の工場のバイオ医薬品原体の生産設備増強にあてる計画。ジャスダックのエスクローAJ<6093>は東証の信用規制がかかり2270円安。ジャスダック上場の靴卸売のアマガサ<3070>は、夏物が売れて2~7月期の中間期決算で売上高、売上総利益が従来予想を超えストップ高比例配分の100円高。6単元600株しか出来ず。バンダイナムコHD<7832>系の乳幼児向け知育玩具の企画開発を手がけるピープル<7865>は2~7月中間期決算が営業黒字に転換し9円高で年初来高値更新。バンダイナムコHDは20円安だった。

 この日の主役は外国為替証拠金取引(FX)専門業者。大手のマネーパートナーズグループ<8732>は一時ストップ高の67円高で年初来高値を更新し値上がり率2位。売買高6位、売買代金13位に入った。マネースクウェアジャパン<8728>は203円高で値上がり率3位だった。

 配当も優待もないFXは為替レートが動かなければ利益の出しようがなく、8月まではボラティリティの少なさを嫌気して個人投資家の参加が減りFX業者は手数料が得られず苦しんでいた。それが一転、ついこの間まで102円台をウロウロしていたドル円がこの日未明105円台に到達し、「為替が動けば増収か?」と買いを集めた。もっとも、前夜に円安が急進したドル円は後場、今度は円高方向に急進して105円台から滑り落ち、まさに「つむじ風のように舞い、悪女のように落とす」一日。それでも〃ボラティリティ命〃のFX業者には、つむじ風でも悪女でも魔女でも大歓迎というところか?(編集担当:寺尾淳)