石破氏の地方創生相「地方から信頼されている」

2014年09月04日 09:59

 自民党の石破茂前幹事長を地方創生担当大臣に起用した理由について、安倍晋三総理は「改造内閣の大きな政策課題の一つは地方創生、もうひとつは安保法制を実行していくことで、石破さんは両方とも専門家」と評したうえで「正に、石破さんは地方から信頼されている」と適任の理由にあげた。

 安倍総理は「改造内閣の重要課題である地方創生に取り組んでいただくことは、正に、全国津々浦々に、この景気の好循環を届けていくための政策づくり、実行力、それが石破さんにはある。これは各省庁にまたがっていく課題でもあるが、元幹事長として各省庁をまとめ上げていく政治力も持っているし、党を説得していく、党をまとめていく力もある。その石破さんこそふさわしい」と来年を睨んでか、総裁ポストを競ったライバルを評した。

 また、元自民党総裁の谷垣禎一前法務大臣を自民党幹事長に就けた狙いについて、安倍自民総裁は「谷垣さんには正に閣内でずっと安倍政権を支えていただいたが、自民党の野党時代の総裁として困難なときに(自民党を)落後者を出さずにまとめ上げた。そして、政権交代に道筋をつけた手腕がある。これから日本を取り戻す戦いの第2章に入っていく中で、その経験と実績を基に地方組織からも信頼されている谷垣さんにお願いをした。必ず期待に応えていただけると確信をしている」と期待感を前面に出した。(編集担当:森高龍二)