夏の終わりになると、インターネットでの検索数が急上昇するキーワードの一つに「乾燥肌」がある。夏から秋、秋から冬へと向かうこの季節の肌は、夏枯れ肌ともいわれるほど、夏の強い紫外線で受けたダメージが現れやすく、肌のトラブルが急増する。その為、この時期になると、皆こぞって乾燥肌対策に乗り出すのだ。
乾燥した肌はかゆみだけでなく、美肌やアンチエイジングなど見た目の面でも大きな問題となる。うるおいを失ってカサカサと粉を吹いたような肌は、それだけで年齢を感じさせてしまう。逆に、肌にうるおいがあると実年齢よりも若々しくも見える。
いかに保湿し、肌のうるおいを保つか。化粧品だけでなく、美肌市場で近ごろ関心が高まっているのが、高品質のボディソープだ。ボディソープの市場規模は500億円前後。これまでは若い女性をターゲットにした香り重視の製品や「肌にやさしい」成分のものが人気を博していたが、そこからさらに一歩進み「美肌をつくる」美容行動の一環とする考え方が、女性誌などを発端に広がりはじめているという。バスタイムにボディソープで乾燥肌のケアを行うことが一つのトレンドになりつつあるのだ。
そんな中、ロート製薬株式会社<4527>が、乾燥肌対策に特化したセラミドバリアケアのブランド「ケアセラ®」を新しく展開したことで注目を集めている。「ケアセラ®」は天然型マルチセラミドを配合した乾燥肌用ボディケアシリーズで、今回はボディウォッシュ、乳液、クリームの3アイテムが発売された。
同製品は、肌にうるおいを与える「保湿」と、肌のうるおいを落としかねない「洗浄」に着目したブランドとなっており、とくに、肌に必要なうるおいを残しながら、取り除きたい汚れと脂質だけを選択的に落とす事の出来る次世代洗浄技術を採用したボディソープ「ケアセラ®泡の高保湿ボディウォッシュ」は、同社が「洗い方革命」という大胆なキャッチコピーを打ち出すほどの自信作で、実際、モニター体験者などからの評判も高い。同社の比較では、泡の量は一般的なポンプ式洗浄料の3倍となっており、たっぷりの泡をつかって、タオルではなく手で洗うことを推奨している。キメの細かい泡がしっとりと肌に浸透し、汚れだけを選択して落としてくれるので、タオルでごしごし洗う必要はないというわけだ。
ちなみに、ロートの調査によると、20~60代女性の約8割が乾燥肌に悩んでいるという。しかも、年中エアコンをかけている環境などから、冬に限らず、一年中乾燥が気になっているという人も4割を越えており、市場の大きさは計り知れない。毎日使うボディソープだから尚更、注目度の高さも頷ける。(編集担当:石井絢子)