不況下でも尽きない、女性の肌への探究心

2014年03月15日 10:26

 女性にとって、いつまでも若々しくありたいと望むのは世界共通の願いだろう。湘南美容外科クリニックが2013年10月に全国の30歳~69歳の女性400名(各年代100名)を対象に行ったアンチエイジングに関するアンケート調査によると、「若返りたいと思う」と回答した人が全世代共通で87.5%にものぼり、「若さ」が世代に関わらず女性の大きな関心事であることが浮き彫りとなっている。また、「どこを若返らせたいか」という質問に対しては、「目元」が1位で64.8パーセント、次いで2位は「口元」で54.5パーセントとなっており、圧倒的に顔に集中しているのが面白い。若さの定義は様々だが、見た目や印象という点に限定すれば、肌の美しさは重要なポイントとなる。肌のキメやハリ、色、ツヤ、毛穴のくすみなどは、見た目年齢を大きく左右するので当然、女性の関心も高くなる

 美容化粧品メーカーはもとより、機能性化粧品でも、肌の悩みに対応した製品の需要は高い。ロート製薬株式会社が2001年から発売し、わが国での機能性化粧品の先駆けともいわれている「オバジ」ブランドも、肌の悩みに応える美容液として発売から14年たった今でも根強い人気を誇るロングセラー商品だ。同社ではシリーズのラインナップを随時拡張しており、2013年9月に肌のハリ・ツヤの低下、乾燥などの悩みがある人をターゲットにしたエイジングケアライン「アクティブサージプラチナイズド」を設けたほか、14年3月10日にはオバジブランドの代表作である「オバジCシリーズ」を新処方・新パッケージへ進化させて新発売している。今回新発売される4つのラインナップの中でもとくに「オバジC20セラム」は、これまで安定が難しかったピュアビタミンンCの「高濃度」「超安定」処方を実現し、オバジ史上最高濃度のビタミンCに加え、独自技術によりビタミンEを新しく配合し、これまでの製品よりもさらに肌の悩みに効果が期待できるという。

 オバジブランドの製品は、実はロートだけのものではなく、世界35カ国以上で展開されて高い評価を得ている。そもそも「オバジ」とは、世界中の皮膚科・形成外科医が注目する「SHR(スキン・ヘルス・レストレーション)理論」の第一人者であり、美容医療の先進国であるアメリカの、しかも富裕層の集まるビバリーヒルズを拠点に皮膚科医として治療を行いながら研究を行う皮膚科学者Dr.オバジの名前だ。同氏の理論に基づき開発されたさまざまな肌再生プログラムや製品がオバジブランドとして世界中で展開されているのだ。

 化粧品だけでなく、家電業界でも「美容家電」はこの不況下においても拡大を続けている花形市場であり、各メーカーも新製品の開発と投入に余念がない。たとえば日立製作所が昨年発売した「ハダクリエ ホット&クール CM-N2000」やパナソニックの「スチーマー ナノケア EH-SA93」などは、発売から半年以上を経っても高い販売個数を維持し続けている人気商品だ。

 総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済が2013年に発表した「スキンケア・フレグランス」化粧品国内市場の調査結果でも、スキンケア市場は2012年度からスペシャルケアで高機能商品投入相次ぎ、2012年のスキンケア市場は前年比1.1パーセント増の1兆103億円と拡大している。「甘いものは別腹」などというが、世の女性にとっては「スキンケアは別財布」ともいえるようだ。(編集担当:石井絢子)