党方針決定も自分の信念まで変える必要ない

2014年10月11日 12:09

 民主党の枝野幸男幹事長は日本記者クラブでの10日の会見で「党の方針が決まったからと言って、自分の信念まで変える必要はないということを徹底しなければいけない」と政権奪還を目指す国民政党として、党議員の活動において、こうした認識を徹底することが必要だとした。

 枝野幹事長は理由について「なんとなく自身もそうだったが、党の方針が決まったら自分の信念まで変えなきゃいけないような強迫観念が我が党にあった。しかし、これは違う」と述べた。

 枝野幹事長は「多様な国民の意見の幅を、一定の幅をもって党内で抱えているからこそ『国民政党』なのであって、党の方針が決まった時に守らなければならないのは、社会人として、組織人として、大きな方向では一緒に協力している仲間に迷惑をかけない、大きな方向性で期待してくれている国民、有権者に迷惑をかけない、迷惑をかけない範囲の中で、自分の信念を持ちながら、党として決めたことに従うという認識を共有することが必要だ」と意味合いを語った。

 枝野幹事長は「党の方針が決まったら自分の信念まで変えなきゃいけないような強迫観念があると、そんなことを決められたら困るということになり、採決に造反しないと自分の信念まで売ってしまうというような変な強迫観念にとらわれる」と述べ「党の方針が決まったら自分の信念まで変えなきゃいけないというような強迫観念は払拭させたい」とした。(編集担当:森高龍二)