ここ3年間でみても2倍以上に利用者が増え、スマートフォン利用の半数近くを占めるなど、スマホ市場でのアップル人気が好調だ。次回以降のリピート意向を調べても、アップル利用者の7割が「ぜひ選びたい」と回答しており、他のメーカーと比べても際立ってリピート意向が高いことなどがわかった。
CS(顧客満足度)に関する調査・コンサルティングの国際的な専門機関、J.D. パワーアジア・パシフィックがまとめた「2014年日本携帯電話サービス顧客満足度調査(利用実態編)結果で明らかになった。
調査は、全国の10地域(北海道/東北/北陸/関東/東海/関西/中国/四国/九州/沖縄)において携帯電話の個人利用者を対象に、携帯電話サービスの利用実態と顧客満足度を明らかにするもの。16回目となる今回は2014年7月にインターネット調査を実施し、総計31,200人から回答を得た。
スマホ利用者は14年には52%となり、携帯電話サービス利用者の過半数に達している。スマホ利用者において、もっとも利用率の高いメーカーは「アップル」で、その割合は11年の19%から14年は46%と半数近くまで増加している。
次回も同じメーカーのスマホを「ぜひ選びたい」と回答した人が多い上位3メーカーは「アップル:73%」、「ソニー:43%」、「サムスン:27%」となっており、特にアップルでのリピート意向の高さが目立つ結果となった。
アップルスマホユーザーの着実な増加および非常に高いリピート意向を考えると、今後もアップルの高シェア状況は続くとJ.D.パワーでは予測している。
電話機を買い替える際にスマホを選びたい(「ぜひ選びたい」と「やや選びたい」の合計)と回答した人はスマホ利用者では91%、フィーチャーフォン利用者では40%だった。
年代別にみると、フィーチャーフォン利用者では、年代が上がるにつれ次回はスマホを選びたいと回答した人は少なくなっていた。10代フィーチャーフォン利用者の65%が次回はスマホを選びたいと回答しているのに対し、60代では35%に留まった。一方、スマホ利用者における次回電話機購入時のスマホ利用意向は、年代による違いはほとんどみられなかった。(編集担当:横井楓)