60歳以上のネットユーザー、スマホ利用率27.6%に

2014年10月16日 11:26

 未だにガラケー派も多いシニア層だが、インターネットを使う人に限ってみれば、スマホ所有率は堅調に伸びている。マーケティングを手がけるMMD研究所が、携帯電話端末を所有している60歳以上の男女を対象に調査を実施したところ、27.6%が「スマホを使っている」と回答。2年前の同調査から、2倍以上に増加した。

 調査はMMD研究所が、今年9月19日~9月21日にかけて、全国のシニア(60歳以上)男女を対象にオンラインで実施。2020人から回答があった。スマートフォンを所有しているシニア(全体の27.6%)に、「新しい携帯電話端末を購入するならどの端末を選ぶか」と尋ねたところ、最も多かったのは「スマートフォン(65.0%)」、次いで「シニア向けスマートフォン(7.2%)」、「格安スマートフォン(5.7%)」と、合わせて77.9%の人が「またスマホを購入する」と回答。高齢層はシニア向けの「簡単スマホ」を好むと思われがちだが、「次回は通常のスマートフォンを購入したい」人が全体の7割近くを占めているのは、注目に値すべきだ。携帯各社も、シニア向けスマホのデザインをより洗練させ、「孫や子供など、家族とのつながりやすさ」をアピールするなどして、アクティブな高齢層向けの商品を拡充させている。

 ちなみに、フィーチャーフォンユーザー(全体の72.4%)にも同様に、「新しい携帯電話端末を購入するならどの端末を選ぶか」と尋ねたところ、最多は「フィーチャーフォン(42.1%)」だった。理由は「通話・メール以外の機能を使わないから(58.9%)」、「月額料金が安いから(55.7%)」などとなっている。スマホを好む層も一定数いるものの、全体的に見れば、携帯には最低限の機能と、料金の安さを求めるシニアが多数派といえそうだ。

 ただ、フィーチャーフォンを使っているシニア層でも、次に買いたい携帯端末が「シニア向けスマートフォン(10.3%)」や「スマートフォン(9.7%)」、「格安スマートフォン (3.7%)」と答えた人は合計23.7%おり、潜在的な需要もある。それぞれのニーズに合った商品を提供することが求められている。(編集担当:北条かや)