まるで別人になる、見た目もキャラも七変化だという「変身女子」。イマドキ女子の7割が変身願望を持っているという。マンダム<4917>は、首都圏に住むイマドキ女子(18~29歳)を対象に、シーンや気分に合わせて別人のように変身する女性の行動や願望に関する意識調査を実施した結果をまとめた。
それによると、イマドキ女子(18~29歳)の3割以上の31.2%が、別人のように変身経験のある「変身女子」であることが明らかになった。変身願望のある人も合わせると、68.9%と約7割に上る。また半数以上の50.8%が、「常にシーンと相手に合わせて自分を使い分け」ていることがわかった。
変身女子とは、平均2.7人の自分を使い分けていることだという。さらに3人以上と回答した人が全体の38.5%で、なかには、10人以上と回答したものも1.3%も存在することが判明した。別人のように自分を変えるときの行動は、1位服装(61.6%)2位メイク(54.5%)4位髪型(43.9%)と外見の変身が上位にランクイン。一方、3位は話し方や言動(44.2%)となっており、外見だけでなく話し方まで変えている実態が明らかになった。
また、若い層ほど、「他人からの評価」を求めて変身することがわかった。「彼氏」「異性の友達」よりも、「同性の友達」を最も意識しているようだ。変身すると「非日常の刺激にワクワクする」一方で、「その場に馴染んで落ち着く」という。
さらに、別人のように変身するときのメイク時間は20~30分が最も多く25.1%、仕事や学校の後でも、ベースメイクを一度落として、メイクし直す女性は20.4%。アイメイク含む全てのメイクを落としてもう一度メイクし直す女性は14.4%も存在する。『変身女子』の徹底的な変身行動が浮き彫りとなった。
わざわざ帰宅して変身する人が最も多く48.2%。「駅」や「ショッピングモール」の化粧室も人気だ。仕事や学校が終わった後、メイクや服装などを別人のように変身する場所は「自宅または友人の家」と回答した人が最も多く48.2%を占め、わざわざ家に帰って変身する本気度が感じられる。また、「駅の化粧室」(29.4%)「ショッピングモールなどの化粧室」(28.7%)、が続き、街中の化粧室を上手く活用して変身していることが分かった。
最近は女性のメイク技術が飛躍的に向上し、メイク次第でまったく別人になれることは筆者にもわかる。メイクによるものまねタレントも世間を探しており、もはや、若い女性にとってメイクで様々な“顔”に変身するのは一般的なことなのかもしれない。しかし、本当の自分だけは見失わないでほしいものだ。 (編集担当:慶尾六郎)