スコットランド伝統の生地を使用したインテリアが自慢の光岡「ビュート」限定発売

2014年12月20日 11:38

 「エヴァンゲリオン オロチ」の抽選申込みが588件もあったという話題の光岡自動車から屋台骨商品である「ビュート」の特別仕様車「ビュート トワイライト」が限定15台発売された。

 ビュートは93年に誕生し来年で22年が経つ。2010年には累計生産台数1万台を達成し、現在のモデルは12年に登場した3代目だ。

 初代はまだベースの日産<7201>「マーチ」のボディーにオリジナルデザインを切って貼った感じがしていたが改良が続く度に違和感なくスムーズにラインを繋げる等進化していき、3代目の現行型は「ここがマーチでここがビュート」とはっきり言える人はなかなかいないレベルの外装仕上げになっている。

 外装はかなり手を入れられているがメカニカルな部分はそのままマーチを使用している。79馬力の1.2リッターガソリンエンジンと日産自慢のエクストロニックCVT、低燃費でお財布にも優しいレギュラーガソリン仕様。全幅は1680mmで狭い住宅街でも安心5ナンバーサイズ。しかし重量はマーチより100㎏ほど増え1000㎏を超える。ハイブリッドや最近のターボ車と比べると力不足は感じるが100km/h出ないというわけじゃないし飛ばす車でもないのでこれで良いと思う。

 今回の特別仕様車ビュート トワイライトは黄昏時の太陽をイメージした「トワイライト オレンジ」の外装色に、英国スコットランド伝統の生地素材「ハリスツイード」をシート、ルーフ、ダッシュボード、ドアに使用、さらに専用ウッドタイプインパネ、メッキドアハンドル等で内装をオシャレに演出している。

 これまでのビュートは外装こそマーチを感じないくらい変えられていたが内装はマーチっぽさが残っていた。しかしビュート トワイライトは外装に負けないくらい内装も大きく変えられている。乗り込めばだれでもわかる日本車らしくないハリスツイード生地の演出に驚くだろう。元々特別感溢れるビュートだがこれはさらに特別だ。

 価格は279万円とマーチ2台分という感じだが、昔、トヨタ<7203>「iQ」をベースに内外装カスタムを施していたメーカーがあった。それは475万円(iQ3台分)していた。(編集担当:久保田雄城)