総理・閣僚の国会出席 邦人拘束推移で柔軟に

2015年01月27日 09:05

民主党の髙木義明国会対策委員長は26日、自民党の佐藤勉国対委員長との会談内容について記者団の質問に答え、佐藤委員長から擬装国家「イスラム国」による邦人拘束事態について「厳しい事態が続いている」との話とともに、こうした事態を受けて、26日召集された国会での安倍晋三総理や菅義偉官房長官、岸田文雄外務大臣など関係する閣僚の国会出席について事態の推移を見ながら柔軟に対応してほしいということだった、と語った。

 高木国対委員長は民主党としても、今は人質の人命第一で、無事に解放されることが大事なので、それに協力する旨を伝えたとした。

 また、記者団から、人質の一人が殺害された様子だが、これまでの政府の対応についてどう受け止めているかとの問いには「事実は事実としても、まだそれを信じられない思いだ」としたうえで「あらゆるチャンネルを使って、情報収集することが第一。そして、後藤健二さんの解放が何より大事。政府においては、そうしたチャンネルを生かし、万全の体制で取り組んでおられるので、私たちは、それをしっかり後押しすることが一番大事だと思っておいる」と述べた。(編集担当:森高龍二)