労働法制見直しには反対の姿勢 岡田代表

2015年02月10日 08:32

民主党の岡田克也代表は連合主催の政策要求実現2・9院内集会に出席し「経済や雇用、安全保障、戦後70年談話、エネルギーなど多くの政策課題がある大事な国会になる。力を合わせ民主党議員全員野球で頑張っていきたい」とあいさつした。

 岡田代表は特に、連合が反対している労働法制の見直しに触れ「2度あることは3度ある。(労働者派遣法では派遣就業は臨時的・一時的が原則、派遣可能期間を延長する場合は延長前に派遣先が労働組合に理由を説明すると明記するなど6項目の)修正も考えているようだが、こういう修正でよいとする神経が分からない」とし「廃案を目指す」と法案に反対する姿勢を明確にした。

 また「事の本質は日本で長時間労働がまん延していること。そこにしっかり歯止めをかけずにこういう議論をしてもさらに歯止めがなくなることになってしまう」と指摘。「しっかり国会で論戦していきたい」とした。

 古賀伸明連合会長は来年度の政府予算案の中身について「拡がる格差の是正、雇用・将来の不安払しょくに関する生活者、働く者の声がほとんど反映されていない。一方で来年度の税制改正案についても、企業の国際競争力が優先され社会の底上げ、所得再分配機能による底上げの視点が欠如している」と問題視した。(編集担当:森高龍二)