エルシーアイからパドルシフト付き6速AT搭載のロータス「エキシージS オートマチック」が販売開始された。現行「エキシージS」は2013年7月に日本で登場した。これまでは1800㏄直4エンジンを採用していたが排気量は倍近く増え3500㏄V6エンジンに置き換えられた。
ロータス正規輸入総代理店のエルシーアイからパドルシフト付き6速AT搭載のロータス「エキシージS オートマチック」が2月10日より販売開始された。
現行「エキシージS」は2013年7月に日本で登場した。これまでは1800㏄直4エンジンを採用していたが排気量は倍近く増え3500㏄V6エンジンに置き換えられた。それにより車体は拡大化され、重量はついに1000㎏を大きく超える1180㎏に増えた。ライトウェイトスポーツカーからピュアスポーツカーに路線変更となった。
3500㏄V6エンジンにはこれまで同様にスーパーチャージャーが付いていて、最高出力350psを7000rpmで、最大トルク400Nmを4500rpmを発生させ、最高速は271km/hにもなった。(前型エキシージカップ260は245km/h)
最大トルク400NmというとライバルのBMW「Z4」(400Nm)やAUDI「TT-RS」(465Nm)やポルシェ「ケイマンGTS」(380Nm)等ライバル車と同じような数値だが、車体重量をトルクで割った「トルクウエイトレシオ」で見ると465Nmの「TT-RS」を上回る。
しかしライバル車はどれも運転に集中できる「2ペダルMT」を用意していて、商品訴求力としては今一つだった。
そして今回念願の2ペダル登場となった。
「エキシージS」に搭載される2ペダルは「IPS」と呼ばれるアイシンAW製のトルクコンバーター型パドル付スポーツ6ATだ。流行りのデュアルクラッチ型とは違うが、レクサス「GS-F」や「RC-F」同様早めにロックアップする機構なので“トルコンの滑り”は感じられない。
逆にトルコンを利用しているので渋滞時のトランスミッションへの負担は少なく、快適さを感じたりもするだろう。ロータスのテストでは0-100km/h加速を6MTと6ATで比べているが、6MTが4.0秒に対して、6ATは3.9秒という数値を叩き出している。トルコンが滑っているならばそんな数字は出ないはずだから十分スポーツ仕様になっていると理解できる。
6ATはエキシージSおよび、エキシージSロードスターのオプションとして選択可能。価格はエキシージSが1006万5600円、エキシージSロードスターが1022万7600円。(編集担当:久保田雄城)