改革断行も身を切る改革には及ばず

2015年02月17日 13:23

 安倍晋三総理の大改革や岩盤規制の改革断行も「身を切る改革には発揮せず」の姿勢に維新の党の江田憲司代表は、国会での代表質問に「都合の良い時だけ『少数会派も含めて民主的に決めるべき』という相変わらずのご答弁なら、もう要りません」と最初から、やる、やらない、をはっきり求める文言を入れたが、総理はそれでも、これまで通りの答弁にとどまった。改革断行も身を切る改革には及ばず、身を切る改革は進みそうになさそう。

 江田代表は、16日の衆院本会議での代表質問で「橋下徹さんが大阪府知事になり、府議会で大阪維新の会が過半数を占めた途端、府議会議員の定数は109から88に2割削減、給与も3割カットした。その後、橋下さんが大阪市長になると市長給与も4割カット、退職金もとうとうゼロにした」と身を切る改革を即実践したことを示した。

 そのうえで、江田代表は「総理、これが政治ではありませんか」と投げ「維新の党は大阪でできたこと、やれたことを国政でもやりたい。行政のトップをとり、議会で過半数をとれば、安倍さん。やればできるのですよ」と改革を迫った。

 江田代表は「貴方が総理であり自民党総裁、そして衆参とも与党が圧倒的多数を占めている。総理、やるか、やらないか、行動あるのみ。やりませんか」と強く求めたが、総理は「民主主義の根幹にかかわること」などを理由にあげ、正面から答えようとはしなかった。(編集担当:森高龍二)