結婚諦めねばならない若者を真ん中に据えた政策

2015年02月22日 10:00

 民主党の岡田克也代表は結婚・出産を諦めなければならない若者が多くいるとして、その原因のひとつに非正規労働など雇用問題があることから、「多様な働き方という美辞麗句にすり替えることは許されない。結婚しているカップルの子どもの数はそんなに減っていないが、結婚していない若者が増えているということ。結婚したくてもできない人がたくさんいること、非正規の働き方であることで結婚できず子どももつくれないという問題は格差や人口減少も含め、しっかり真ん中に据えなければいけない」と社会問題として取り組まなければならないとした。

 また長妻昭代表代行は連合傘下の労組政策担当者に党としての格差問題に対する取り組みなどを説明。長妻代表代行は「格差が拡大すれば個人の能力の発揮が妨げられることになる」と弊害の大きさに懸念を示し「安倍総理は成長か分配かどちらかかと言うが、持続的な成長を実現するには適切な分配がなければ一時的なものに終わってしまう」と持続的成長のためには格差是正へ、適切な分配が必要と強調した。

 また、長妻代表代行は「幹部が全国47都道府県を3月末までにまわり、各地で格差の現場を見、共生社会を作り上げるために活動をし、来年の参院選に向けてはっきりとした社会像を打ち出す」と説明した。(編集担当:森高龍二)