維新の党の馬場伸幸国対委員長は11日の記者会見で、他の野党にNHK・籾井勝人会長に辞任を求める声があるが「辞任を求めるより、会長としてのマネジメント、NHKの課題をどう解決していくのかを国会・総務委員会で質していく」とし、会長辞任は求めない立ち位置にいることを示した。
馬場国対委員長は「籾井会長の個人的な立ち振る舞い、発言の仕方がおかしいのではないかということを申し上げるつもりは党としてはない」とした。
また、政治資金規正法の改正をめぐる社民党、共産党との協議について、馬場国対委員長は「民主党と協議したところ、枝野幸男民主党幹事長は政治資金規正法改正案を、今月20日をめどに党内で取りまとめるということだった。それを各野党に投げかけるということだったので、改正案がまとまるのを待って、案を聴き、そのうえで、必要であれば社民党、共産党とも話し合う場を設定する方向でいる」と語った。
憲法改正への自民党の動きへの対応については「政局を度返しして」対応する考えでいることを示し、「いよいよ改正をするため、テーマを絞っていくところに移りつつあるので、財政規律、緊急事態、環境権のレビューを(党内で)行った。憲法審査会が開かれる機運が高まれば積極的に参加することになる」と語った。(編集担当:森高龍二)