頭髪についての会話は、場所と相手とを考えて選ぶ話題の一つである。男性の頭髪の悩みについて、女性は概ね「相談して欲しい」と考えているのに対し、男性は「相談したことはない」「相談するつもりはない」と考えていることが明らかになった(資生堂調べ)。
「これまでに男性から、その人自身の頭髪の悩みや心配事を話されたり、相談されたことはありますか。」との質問に対し、20~30代女性500人のうち43.2%が「ある」と回答。「ない」は52.8%。「わからない」は4.0%となった。
「男性が頭髪の悩みや心配事を話したり、相談することに対してどう思いますか」の問いに対し、「良いことだと思う、相談されても構わない(79.2%)」が最多。ついで、「どちらかと言えば、相談しないで欲しい(11.4%)」「当てはまるものはない、分からない(9.4%)」となった。
「あなたは、身近な男性が頭皮の状態に関係なく、将来のために日頃から頭髪や逃避のケアを行っていることに対してどのように思いますか」の問いに対し、「良いことだと思う(49.6%)」が最多。「すごく良いことだと思う(49.6%)」「当てはまるものはない、わからない(5.4%)」となった。
女性は概ね、男性からの頭髪の悩みに対して寛容なようである。では男性はどうか?
男性2,900人のうち、現在の加齢に関する「からだの悩み・心配事」として「薄毛・ボリュームが少ない」および「抜け毛が多い」もしくはその両方と回答した1,313人に対して、「あなたは今までに自分の頭髪の悩みや心配事を人と話したり、相談したりしたことがありますか」質問したところ、「話しても良いと思うが、実際に話したことはない(43%)」「話したり、相談したことはないし、今後もしたいと思わない(43%)」が最多。以下、「話したり、相談したことがある(22.8%)」となった。
8割近くの女性が男性のスカルプケアへの関心や相談を前向きに受け止めているのに対し、男性が実際に相談したのは3割弱。男性にとって女性に頭髪の悩みを相談することは、女性が思っている以上にハードルが高いことなのかも知れない。調査対象は、全国の20~30代の男性2,900名、女性500名、合計3,400名。調査期間は、2015年1月9日(金)~1月13日(火)。(編集担当:堺不二子)