教師が鍵。採用・研修の在り方見直しも 総理

2015年04月08日 10:17

安倍晋三総理は7日の教育再生実行会議で「教師の一人ひとりの能力が(教育改革の)カギになる」と強調した。教員採用の在り方や研修の在り方について見直していく考えも示した。

 この日の会議では「これからの時代に求められる資質・能力とそれを培う教育、教師の在り方について」議論された。安倍総理は「大きな変化が予想される未来において、子どもたちにどのような能力が求められるかを見据え、教育と教師の在り方を大胆に改革していくことは大人の責務」とした。

 そのうえで「主体的に課題を発見し、解決に導く力や既存の概念に捕らわれない創造性などを育むため、ICTを最大限に活用するなど、これまでの教育を大きく変えていくことが必要」とするとともに「改革を進めるためには教師の能力が鍵となる」とし「全ての教師が優れた指導力と人格を備えるよう、養成、採用、研修の見直しを検討するとともに、教師が教育活動に専念できる環境を整備していくことが求められる」とした。(編集担当:森高龍二)