5人に1人が「ママ友とのトラブル経験あり」、その要因は?

2015年04月14日 19:04

 育児に対する考え方の違いや、子供同士のケンカなど、「ママ友」との付き合いで悩む人は多い。子供同士の仲が良い場合などは、急に付き合いをやめるわけにもいかず、1人で悩みを抱えてしまう人もいるだろう。日本法規情報が実施した「ママ友間トラブル意識調査」によると、幼稚園から小学生の子供をもつ女性のうち、21%と5人に1人が、ママ友と何らかのトラブルで悩んだ経験があると回答した。アンケートは今年3月1日~20日にかけて実施。611人の母親から回答があった。

 ママ友同士のトラブル経験について聞いたところ、「トラブルで悩んだことはない」が72%と多数派を占めたものの、「何らかのトラブルで悩んだことがある」は21%、そもそも「ママ友がいない」という人も7%いた。「ママ友とのトラブル内容」について単一回答で尋ねたところ、最も多かったのは「育児に関する考え方の違い」(32%)、次いで「教育に関する考え方の違い」(21%)で、両者を合わせると過半数に達した。次いで「子供同士のいじめ」(12%)、「悪口を言われた」「収入の違い」がそれぞれ9%、「金銭問題」(8%)、「噂を流された」(6%)、「ランチや行事への参加の強要」(3%)となっている。全体的にみれば、「育児や教育に関する考え方の違い」が多いが、中には「ひどい噂を流されたり、暴言を吐かれたりした」「LINEやメール、ネットで誹謗中傷された」「ママ友にお金を貸したが返してくれない。催促もしづらい」など、当事者間の話し合いだけでは解決が難しいケースもある。

 このような「ママ友間のトラブルについて、どう対処しているのか」聞いたところ、最多は「我慢して付き合いを続ける」(42%)、次いで「何もしないで付き合いをやめる」(32%)で、7割以上が、できるだけ波風を立てたくないと考えているようだ。「第三者を交えて話し合う」は14%、「当事者間同士でしっかりと話し合う」は12%にとどまった。調査した日本法規情報では、ママ友同士でトラブルがあっても、「子供同士の付き合いに影響したら困る」「なるべく考えたくない」と放置してしまう女性が多い傾向にあるとコメントしている。(編集担当:北条かや)