民主党の岡田克也代表は14日夕、政府が安保法制関連法案を閣議決定したことについて「この法案によって国民の命と生活が守られるかということには甚だ疑問」とし「非常に問題のある法案なので、厳しく対応していく」と語った。
岡田代表は、「戦後70年、日本の平和は平和憲法と日米同盟の2つが車の両輪となって実現したもの。その平和憲法の根幹は海外で武力行使をしないということだ。限定的とはいえ集団的自衛権の行使、また武力行使そのものではないが、ぎりぎりのところまで米軍等を支援するという中身を含むもので、この法案によって国民の命と生活が守られるかということには甚だ疑問」と提起した。
また、岡田代表は法案を一括法案にした政府の対応にも「極めて問題。国民に対して理解をしてもらおうという気持ちが初めからないのではないか。個別にそれぞれの論点ごとに議論していくよう求めていく」考えを示した。(編集担当:森高龍二)