野党再編「闘の延長線上で」可能性 岡田代表

2015年05月20日 08:28

 野党再編も言われる中、民主党の岡田克也代表は19日、維新の党代表に松野頼久幹事長が選出されたことに「これからも従来同様、信頼関係を深め、いろんな場面で野党第1党・第2党として協力してやっていきたい」と語った。

 岡田代表は「安全保障法制の議論も目前に迫っており、国会のさまざまな場面で野党が一致して巨大与党に立ち向かうことの必要性は増している。これは維新の党だけではなく他の野党も含めて、なるべく連携していけるように、第1党として汗をかいていきたい」と自公政権に対峙して、野党共闘へ努力していく考えを示した。

 また、松野代表について「いろいろな場面で一緒にやってきたが、非常に幅の広い素晴らしい政治家だ」と高く評価した。

 岡田代表は、そのうえで、野党再編についての考えを記者団に問われると「具体的な話があるわけではない。われわれも維新の党も、昨年の総選挙で多くの方に政党名を書いていただいており、軽々に話すことではない。お互いに信頼関係をしっかり築き、いろいろな場面で共闘しながら、その延長線上にいろいろなことはあるかもしれないが、現時点では何もない」と述べ、将来的に共闘の延長線上での可能性をうかがわせた。(編集担当:森高龍二)