江田代表が辞意 迫られる態勢立て直し 維新

2015年05月19日 08:32

維新の党の江田憲司代表は大阪都構想で橋下徹大阪市長をサポートできなかったことなどを理由に党代表を辞任する意向を松野頼久幹事長に伝えた。維新の党は早期に後継代表を選出し、態勢立て直しを迫られることになった。代表に松野幹事長も予想される。

 維新の党は大阪都構想実現を橋下市長とともに、大きな柱に据えてきた。しかし、17日の大阪市民による住民投票では善戦したものの、反対(70万5585票)が賛成(69万4844票)を僅差で上回り、大阪市が存続すること結果になった。

 橋下市長は同夜の記者会見で「負けは負け」と語り「政治家は僕の人生の中で終了した」と次期選挙にも出馬せず、政界から引退の考えを示した。

 維新の党にとっては党の顔の「橋本」「江田」という2枚看板を下ろす結果になっただけに、来年夏に控えた参議院議員選挙を見据え、党のカラーになっている「身を切る改革」などをどこの党よりも強力にアピールできる強いリーダーシップを持った代表を選出できるかどうかがカギになる。(編集担当:森高龍二)