衆議院議員475人の資産が公開され、株式を除く預貯金などの金融資産と土地・建物を合わせた資産の総額の平均で1人あたり3464万円になった。また資産「ゼロ」が70人を超えた。
自民党の谷垣禎一幹事長は25日夕の記者会見で資産『ゼロ』の議員が70人以上いることの感想を求められ「わかりません」と答えた。
そのうえで「このところ何度か選挙をやり、若い議員が増えてきている」ことも要因のひとつとの見方を示した。
谷垣幹事長は「(若い議員の)中にはまだほとんど資産形成していない人がおられるということはあるのかなと思う」とし「自身も初めて選挙に出たとき、大して資産はなかったが、(父が亡くなって)相続したので多少資産ありげに見えたが、父が亡くなる前はまったく着たきり雀のような状況でした」と語った。
また普通預金や親族名義の資産などが公開対象になっていないことについて、普通溶菌については「家計簿を見せろというのと同じようなことで、しょっちゅう変動しているから、そういう意味で普通預金は公開しなくていいということになっているのだと思う」と述べた。
親族名義の資産については「昔は共稼ぎでない家庭も非常に多かったから、奥さん名義にしておいて脱法行為をする人もあるいはいたかもしれませんが、今日、それぞれ自立して働いている方が多い中で、親族名義のものを全部公開せよというのはやや過ぎた要求ではないかと思う」と親族名義の資産公開には否定的だった。(編集担当:森高龍二)