自民党推薦の参考人ですら「憲法違反」と断言

2015年06月05日 12:02

 民主党の長妻昭代表代行は5日、衆院憲法審査会に参考人出席した憲法学者3人が揃って安保関連法案の集団的自衛権行使容認に対す「憲法違反」と明言したことに「それぞれの政党が有識者を招くもので、与党自民党が推薦した参考人ですら憲法違反と発言した」とその重みを受け止めた。

 また、安保関連法案での審議では「いろいろな『事態』があるなかで、その要件があまりにも漠としている」とし「一つひとつの事態についての活動の要件をある程度確定して次に進めなければ野党の職責を果たせない」とより突っ込んだ議論を求めていく姿勢を示した。

 また、長妻代表代行は日本年金機構から個人情報125万件が流出したことに組織的な面でも問題提起した。長妻代表代行は「年金機構の人材が民主党の政権時代よりも幹部の層が非常に薄くなっていると思う」とし「部下をきちんと指導できる幹部を配備することが重要だ」とも述べた。(編集担当:森高龍二)