甘利明経済財政政策担当大臣は安倍晋三総理が「民間が目指すべき投資の方向性と、そのための政府の取り組みについて対話を行い、企業の大胆な経営判断を後押しする」との提案を受け、未来への投資を生み出すための政府と産業界による新たな「官民対話の場」として、産業界と関係大臣との会議の場を秋ころに立ち上げる考えだ。
甘利大臣は「投資には設備の更新から研究開発から人的投資からいろいろあると思う。その必要性を認識し、共有し、投資を呼びかけていく。産業界から、そのための環境整備についての考え方も示されると思うので、経済界と政府が共通の認識をもって投資を効果的に進めていくということになる」と狙いを語った。
甘利大臣は産業競争力会議で民間議員からどこへ投資していいかわからないという意見もあったとし「ポテンシャルの高いところにスポットライトを当てて、そこの規制緩和なり何なりも含めて環境整備をしていく。政府がやるべき役割、それを受けて民間がそこに思い切った投資をしていくという関係の好循環をつくっていきたい」とした。(編集担当:森高龍二)