民主党の枝野幸男幹事長は19日のNHK番組で、野党共闘について、「野党各党が違うのは当然だし、揃っていないことがむしろ強みだ」との認識を示した。
枝野幹事長は「集団的自衛権が現行憲法では駄目だという人の中には、自衛隊そのものも駄目だという人もいるでしょし、集団的自衛権は賛成だけど、憲法改正の手続きを経なければだめだという人もいる。それでも『今の安倍総理のやり方では駄目だ』という点では、一致して、これを止めなければいけないということで連携・協力している」とこと憲法問題において認識を共有していることが、問題の重要さを浮き彫りにしているとした。
枝野幹事長は、安倍政権と与党が「60日ルール」を視野に、安保法案の成立を目指していることに「そもそも、国民世論と安倍総理の戦い」とし「国民世論の大きなうねりで、安保法案を廃案に持っていきたい」と国民世論をバックにした政府対峙を強める姿勢を見せた。(編集担当:森高龍二)