安保法案修正に余地示す 安倍総理

2015年07月22日 08:05

安倍晋三総理は21日の民放番組(BS日テレ・深層NEWS)で安保法案について「支持率に関係なく、国民、国益を守るためなので、やらなければならない」と改めて成立に強い思いを示した。また、「安全保障状況は、まさに戸締りをしなければいけないという状況だ」と切迫した状況との認識を示した。

 一方、法案の修正については「我々は政府が出している法案がベストだと思いる。しかし、なるべく多くの党に参加していただく、支持していただく、あるいは円満な形で成立させたいと思っているので、今までもそういう形で修正をしたことはいろんな法律においてあるので、当然そういうことも考えながら対応していく必要があると思っている」と譲歩の余地を否定しなかった。安倍総理は維新の党の対案含め「お互いに努力する必要がある」とも語った。

 安倍総理は「安保法制には厳しい批判があるが、この批判に耐えながら、きっちりと説明し尽くしていく責任はわたしにある」とし「(議論は)憲法にかかわることであり、安全保障にかかわる法案は法律論の議論になり、大変、分かりにくい議論になるが、分かりやすくする仕方も考えなければならないと思っている」と参議院での議論を通して、なるべく分かり易く説明していきたい旨語った。(編集担当:森高龍二)