民主党の枝野幸男幹事長は、新国立競技場の建設計画が巨額の費用に国民の批判を受け白紙撤回されたうえ、ゼロベースで検討される事態になったことの文部科学大臣の責任についてどう思うか、記者団に問われ「文部科学大臣が中心になって建設計画を進めてきて、ついこの間まで『絶対もう変えられません』と国会等でも堂々と言われてきたことを、文部科学省の知らないところでひっくり返されれば、普通は恥ずかしくて辞めますよね。プライドがあれば」と酷評した。
そのうえで、枝野幹事長は「(一連の問題に対する)事実関係が見えてくれば、おのずとわかってくるのではないか。今、わたしが言うべきことではないと思う」と答えた。
また、安倍晋三総理は1か月前から検討してきて、白紙撤回を決断したとしており、文部科学省は関与していないということなので、白紙撤回に伴い60億円が戻ってこないことになったとすれば「まず、その事実関係を明確にしてもらわなければいけないし、安倍総理が経緯について説明するべき」とした。枝野幹事長は「予算委員会での説明は当然だが、それ以前にテレビ出演し説明されればいい」と積極的な説明責任を果たすべきとの考えを示した。(編集担当:森高龍二)