6月の貿易赤字690億円。上半期は9期連続の赤字

2015年07月24日 07:41

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23日、財務省は6月の貿易統計速報(通関ベース)を発表。それによれば、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は690億円の赤字。前年同月は8341億円の赤字であり、5月は2172億円の赤字であった

 6月の貿易収支は、アメリカ向けの自動車の輸出が増加したことにより、前年同月比、同月比では赤字幅は縮小したものの結果的には690億円の赤字であり、これで3ヶ月連続での貿易赤字となった。23日、財務省は6月の貿易統計速報(通関ベース)を発表。それによれば、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は690億円の赤字。前年同月は8341億円の赤字であり、5月は2172億円の赤字であった。原油や液化天然ガス(LNG)の価格下落により輸入額が減少したものの、円安の影響により外貨建ての円換算額が膨らんだことが、赤字に結びつたものと思われる。

 6月の輸出額は前年同月比9.5%アップの6兆5057億円であり、10ヶ月連続で増加。輸入額は前年同月比2.9%ダウンの6兆5748億円であり、6ヶ月連続で減少。地域別に見てみると、アメリカ向けの輸出が前年同月比17.6%アップ、中国向けの輸出が前年同月比5.9%アップという結果であった。

 また財務省は同日、2015年上半期(1~6月)の貿易統計速報も発表。それによれば、貿易収支は1兆7251億円の赤字であり、これで9期連続での貿易赤字となった。ただし、赤字幅は前年同期比77.4%ダウンと大幅に縮小しており、原油の価格下落により燃料の輸入額が減少したことが影響したものとみられている。

 輸出額は前年同期比7.9%アップの37兆8080億円であり、5期連続で増加した。品目別に見てみると、自動車が前年同期比9.6%アップ、半導体等電子部品が前年同期比14.0%アップ、金属加工機械が前年同期比15.1%アップ、鉱物性燃料が前年同期比14.0%ダウンという結果であった。

 輸入額は前年同期比7.4%ダウンの39兆5330億円であり、11期ぶりに減少に転じた。品目別に見てみると、原粗油が前年同期比42.5%ダウン、液化天然ガスが前年同期比19.6%ダウン、石油製品が前年同期比30.5%ダウンという結果であった。

 地域別に見てみると、アメリカ向けの貿易収支は3兆4088億円の黒字。EU(欧州連合)向けの貿易収支は1548億円の赤字で、これで6期連続での貿易赤字となる。アジア向けの貿易収支は1兆1374億円の黒字。これで2期連続で黒字幅が拡大した。中国向けの貿易収支は2兆9587億円の赤字であり、過去最大の赤字幅となった。(編集担当:滝川幸平)