総理補佐官の早期更迭 強く訴え

2015年07月30日 06:29

民主党の枝野幸男幹事長は29日の記者会見で、安保法案に関係して講演で「法的安定性は関係ない」とした磯崎陽輔総理補佐官について「法的安定性は関係ないとの発言は、ある意味で今の安倍政権の本音の発言であるということを示している。本音であるからこそ、表向きは訂正したりおわびをしたりする姿勢を示しても、仲良くお酒を飲む場では何の指摘も出ないということなのだと思う」と批判。

 枝野幹事長は「当初から申し上げている通り、この職にとどまり続けること自体が、わが国の法の支配に対する挑戦だと受け止めざるを得ない」と補佐官の職を辞すことを求めた。

 枝野幹事長は安倍総理と礒崎総理補佐官が28日晩の会合後、礒崎総理補佐官が赤ら顔でぶらさがり取材に応じ、『この件については何もなかった』と発言していることに言及。「官房長官が注意したとか総理は言っているようだが、こんな問題発言を行って批判をされているなかで、赤ら顔になるまで一緒にお酒を飲んでいるのに、この問題について一言もなかったとすれば、総理の見識を疑う事態ではないか」と問題認識のレベルを疑問視した。そのうえで、磯崎補佐官の更迭を促した。(編集担当:森高龍二)