九州電力川内原発1号機の再稼働が始まった11日、菅直人元総理はブログに「プルトニウムと人類は共存出来ないと考える。プルトニウムを新たに生み出すこと自体が人類を危険に晒すことだ」と猛烈に批判。再稼働に反対の意思を鮮明にした。
菅元総理は「 制御棒を抜き始めるという10時30分、川内原発のゲート前、宣伝カーの上に昨日に続いて立った」と伝え「 制御棒が抜かれ、核分裂反応が始まることはプルトニウムが作られ始めることを意味する。原子炉はもともと核兵器製造に使うプルトニウムを作るために開発されたもの。そして70年前にプルトニウム型原爆が長崎に落とされた」と原発で生まれる核廃棄物の最終処理も決まらないなかで、再び、原発が再稼働への道を歩み始めたことを批判した。
また、前日のブログで「 原発から30キロ圏内の自治体の同意がないまま再稼働する事は原災法に基づく原子力災害指針に反する」と問題提起して、再稼働すべきでないとアピールしている。(編集担当:森高龍二)