維新の党の松野頼久代表は、自民党の総裁選挙で「国会議員が400人もいて、20人の推薦人も集まらない」と野田聖子自民党前総務会長が総裁選に立候補できなかったことに「多様な意見が言えない政党になった。暗いな」と危惧した。
松野代表は「(政権与党の)総理を選ぶ選挙なので、国民の前で色んな意見を戦わせてほしいという思いはあった」とし「自民党の中にも、本来、ハト派の人たちもいて、安倍さんの安保のやり方に心配している議員も多い。しかし、今回の総裁選挙で、そうした声が出なかったということで、野党がしっかりしないといけない」と改めて感じたとしている。
松野代表は「多くの国民が安保に対し不安を抱いている。戦争に巻き込まれる国になるのではないかという心配をしている。その声を、我々、野党がしっかり受け止めていきたい」と強調した。
また、最後まで、立候補に必要な推薦人(20人)集めに奔走していた野田聖子氏に対しては「大変勇気のある行動だし、勇気のある方だと思う」と評価した。(編集担当:森高龍二)