「第66回フランクフルト国際モーターショー」プレスデーにおいて、トヨタはコンパクトクロスオーバー「TOYOTA C-HR Concept」を発表した。写真では分かりにくいがリアドアを備えた5ドア仕様だ
トヨタは、9月15日からドイツ・フランクフルトで開催の「第66回フランクフルト国際モーターショー」プレスデーにおいて、コンパクトクロスオーバー「TOYOTA C-HR Concept」の5ドア仕様を出展した。
このTOYOTA C-HR Conceptは、同社が提案する新世代のコンパクトクロスオーバーで、ダイヤモンドをモチーフにデザイン。軽快さと力強さが大胆に融合したスタイリングを実現した。トヨタが提唱するフロントデザイン「キーンルック」や、その構成要素でもあるアンダーグリルを強調する「アンダープライオリティ」などのTOYOTA独自のデザイン表現にさらなる進化を与え個性を際立たせている。
2014年9月に公開した同名のコンセプトカーを継承しながら、今回発表したモデルは、より市販化に近づけたデザインスタディとして公開したもの。外板色を変更(ブラックルーフ化)するとともに5ドア仕様としている。
また、トヨタ自動車が推進する「もっといいクルマづくり」の思想にもとづいたモジュラーテクノロジー「Toyota New Global Architecture(TNGA)」の取り組みにより高いボディ剛性を追求。操縦安定性・乗り心地の向上を目指す。
さらに、エンジンの最大熱効率40%以上を追求するとともに、モーター、電池などハイブリッドシステムのコンパクト化・軽量化を図り、一層の低燃費を実現するという。
今回発表した「TOYOTA C-HR Concept」の市販を想定したモデルは、2016年3月に開催されるジュネーブモーターショーにおいて公開する予定だ。(編集担当:吉田恒)