露・中・韓との関係改善に力入れる 総理会見で

2015年09月26日 09:51

 安倍晋三総理は25日の記者会見で「ロシア、中国、韓国との関係改善にこれまで以上に力を入れていきたい」と語った。

 安倍総理は28日にロシアのプーチン大統領と会談することが決まっているが、「ロシアとの間には北方領土問題があり、戦後70年近くたっても平和条約が締結されていないという厳しい現実がある」としたうえで「先日行われた日露外相会談では突っ込んだ議論を行った。事実上中断していた平和条約締結交渉が再開した」と語った。

 安倍総理は「北方領土問題は首脳間のやりとりなくして解決することはできません」と述べ「国連総会において、プーチン大統領と会談予定であり、北方領土問題についても直接議論をしたい」とした。

 また、安倍総理は「プーチン大統領の訪日についてはベストな時期に実現したいと考えており、具体的な日程については諸々の要素を総合的に勘案しながら決めていきたい」と述べた。

 日韓、日中関係では「日中韓のサミットが開催される際には、朴槿恵大統領、李克強首相とそれぞれ日韓、日中の首脳会談を行いたいと思う。それぞれ隣国ゆえに難しい問題や課題もある。だからこそ首脳間で議論を行うべきであろうと思う」とした。(編集担当:森高龍二)