安保法制反対の動きは法案成立後も続いている。安保法案に反対してきたシールズの学生らは8日夜の都内集会で「自分たちが何をするかが問われている。次の選挙で議席数に反映させること」と呼びかけた。
学生は「活動を途絶えさせることなく、淡々とやって行ければと考えている。今、国会前や東京だけでなく、全国各地で勉強会も開かれていると思う。民主主義、立憲主義、平和主義という日本の大きな柱の危機に対し、色んな人たちが立ち上がっている」と語り、継続した運動の重要性を訴えた。
また「9月19日は国会の内と外がつながった日」との認識を示し、「9月19日の野党の議員のみなさんの頑張りをみて、国会の内と外は確実につながっていると感じた。このつながりを絶対に途絶えさせてはいけない。このつながりが今後、大きな力になっていく」と語った。
一方、この日は違憲訴訟準備をしている弁護士らも参加。「集団的自衛権の行使の容認、戦争法制、立憲主義の否定に対し、法律家の責務として違憲法制を裁判で戦う決意を持っている。戦争法制を発動させないための差し止め訴訟、平和的生存権や人格権の侵害ということを被害法益とし、損害賠償訴訟などを検討している」と語った。(本文中、学生らとしたのは、さきにシールズメンバーに対し、家族も含め殺害するとの脅迫状がメンバー在籍の大学に届いたことから、安全上の配慮をするためです。ご了承ください)。(編集担当:森高龍二)