日本共産党の志位和夫委員長は民主党をはじめとした野党に国民連合政府の樹立へ、選挙協力を呼び掛けていることに、自民党の谷垣禎一幹事長らが民主党へのけん制と思える発言をしていることに「与党から『基本政策が異なる野党の協力は野合』との批判。しかし立憲主義を取り戻すという課題は、あれこれの政策問題とは次元が異なる」と強く反論した。
志位委員長は「権力が憲法を無視して暴走を始めたら独裁政治の始まりだ」とし「この非常事態を打開し、政策が議論できる土俵を取り戻す。『野合』どころか国民的大義がある大仕事です」とアピールしている。
志位委員長は記者会見で「民主党の岡田克也代表は共産党との選挙協力の必要性を強調されており、この点での一致は重要と考えている」と語り「同時に、政権の問題について懸念や疑問を述べられていることも承知している」としたうえで「ご意見やご提案があればお聞きし、考えをお伝えしたい。いつでも話し合いに応じる用意はあります」としている。(編集担当:森高龍二)