予算委員会 衆参1日ずつ「あまりにおかしい」

2015年11月07日 10:00

 民主党の蓮舫代表代行は政府・与党が臨時国会を開かない姿勢でいることに6日、「与党は衆参で安定的過半数を持っていて国会を開かないということは、何か後ろめたいことでもあるとしか思えない」と強く批判した。

 蓮舫代表代行は、国会閉会中の予算委員会での審査についても「衆参で予算委員会がたったの1日ずつ。あまりにおかしい」と指摘。

 「山積している政治課題はあまりに多い。政府が逃げているという姿勢を国民に伝え続けていく」と語った。

 また、行政事業レビューについて「民主党政権の全てを否定した安倍政権だが、行政事業レビューは唯一残った。河野太郎行政改革担当大臣が臨むということで非常に興味を持って注目したい」と河野大臣に期待を示したうえで、その成果が予算に反映されていくかどうか「しっかり監視していきたい」とした。

 また、蓮舫代表代行は「スーパーコンピューターには1000億円と多額の税金が使われている。費用対効果に見合っているかどうか毎年チェックすべきと思っている。日本原子力研究開発機構(JAEA)への交付金見直しも俎上に乗っている。こちらは20年間で1兆円も注がれている。原子力に対し関心の高い河野大臣がどこまで根本的な議論をしていただけるのか見させていただく」と改めて、関心と期待をうかがわせた。(編集担当:森高龍二)