臨時国会の開会を求め、民主、維新、共産、生活、社民、参院無所属クラブの野党5党1会派が19日夕、都内(有楽町)で緊急共同街頭演説を行った。
憲法53条の手続きに基づく臨時国会開会要求にも応じず、通常国会前倒しで理解してほしいとの自民党の谷垣禎一幹事長の提案にも「代えられる様なものではない」と強く、臨時国会の開会を訴えた。
演説会では民主党の枝野幸男幹事長、維新の党の今井雅人幹事長、日本共産党の山下芳生書記局長、生活の党の玉城デニー幹事長、社会民主党の吉川元(はじめ)政審会長がマイクを握り、少数意見の尊重こそ民主主義の前提であり、憲法53条に基づいた手続きでの臨時国会開会要求には応じなければならないにもかかわらず、臨時国会を開かない姿勢を決め込んでいる政府・与党は「憲法違反」、「聞く耳を持っていない」と非難した。
野党第1党の民主党・枝野幹事長は「民主主義のルールは憲法だ。憲法の中でも特に重要なのが表現の自由と民主主義の手続き」とアピール。「国会が開かれなくては国民の皆さんに事実が伝わらない。国民の皆さんが民主主義の主役であり、国会を開いて国民の声を聞こうとしない与党の議員に『税金泥棒いいかげんにしろ』と突きつけてほしい」と呼びかけた。(編集担当:森高龍二)