MMD研究所は、40歳以上69歳以下の男女1,035人を対象に「40代~60代の商品・サービスに関する購買動向調査」を実施した。
まず、40代~60代の男女(N=1,035)を対象に、シニア向けの携帯電話及び家電・デジタル機器について聞いたところ、シニア向けの商品やサービスの利用は携帯電話で3.6%、家電・デジタル機器で2.5%となった。また、シニア向けサービスに興味があるという回答は、携帯電話で23.4%、家電・デジタル機器28.7%となった一方で、魅力を感じないという回答は、携帯電話で42.7%、家電・デジタル機器で43.8%となり、それぞれの回答を上回った。つまり、40代~60代の4割が「シニア向けサービス」というカテゴリへ魅力を感じない、ということになる。
次に、商品やサービスについての考え方について聞いたところ、家電・デジタル機器については、世代が上がるにつれて、価格が高くても納得するものを選びたいという傾向があることがわかった。一方、携帯電話については、世代が上がるとともに、その率は下がり、逆に必要最低限でよいという回答が、世代が上がるにつれて増えることがわかった。家電・デジタル機器への考え方は年齢があがるにつれて、質を求める傾向である一方、携帯電話については、「必要最低限でいい」という回答が増える傾向になるとしている。
また、家電・デジタル機器の購入の仕方について複数回答(最大3つまで)で尋ねると、実店舗で見て、そのまま購入が61.1%で最多となった。また、家電・デジタル機器については、22.6%が、ネットで検索して、実店舗で購入すると回答した。家電・デジタル機器の購入、インターネットで検索して、店舗で購入が2割となっている。
そして、ニュースや情報を取得するメディアについて聞いたところ、インターネットについて「毎日使う」項目としては、スマートフォン、タブレットそれぞれで年代が上がるにつれて利用頻度が下がる傾向が見られたとしている。(編集担当:慶尾六郎)