昨年中(1月から12月)に日本の外公館、財団法人交流協会が海外での事故・災害、犯罪加害、犯罪被害等で何らかのトラブルに遭った日本人は1万8123件と過去10年で2番目に多かったことが外務省のまとめで14日までに分かった。人数では2万724人と過去最多になった。
それによると、犯罪被害は5040件、5383人で、全体の3割を占めた。特に窃盗被害が4140件、4417人で最も多かった。次いで詐欺被害(429件、453人)、強盗被害(227件、248人)と続いた。殺人などの犯罪で9人が死亡していた。死亡の5人はアジア地域だった。
一方で、加害者となった件数も378件、404人おり、このうち傷害や暴行が52件、54人。麻薬犯罪が27件、30人いた。(編集担当:森高龍二)