民主党の岡田克也代表は17日の記者会見で「今の安倍政権の下で憲法9条(戦争の放棄)を改正することには、わたしは反対」と明言した。自民党の憲法改正草案では「限定無き集団的自衛権の行使ができるようになっている」ことを反対の理由にあげた。
岡田代表は「安倍総理は憲法9条の話はあまりないようにしているようだ。経済が争点だといわれているようなことが言われている。しかし、参院で3分の2を(自民、公明、おおさか維新で)とれば(憲法9条の改正を)してきますよ、ということを国民の皆さんに良く考えてくださいという警告を発する意味で話している」旨、説明した。
また、この日の会見で、岡田代表は軽減税率について「これから色んな業界から軽減税率を適用してほしいとの要望が出てくると思う。権力に対しモノが言いにくくなるということになるのではないかと懸念している」と語った。
また軽減税率導入に必要な1兆円のうち、税と社会保障の一体改革での4000億円を除いた6000億円の財源をどこから捻出するのか「国会でつきつめた議論が必要になってくる」とした。(編集担当:森高龍二)