民主党の枝野幸男幹事長は13日の記者会見で今年夏の衆参ダブル選挙の可能性について「昨年12月に選挙をしたばかりで、早い解散に大義はない」としながらも「政治のカレンダーからすると、消費税率の再引き上げの直後に(選挙を)やりたくない、やりにくいというのが一般的。今年4月から年内ぐらいのどこかであっておかしくない」との認識を示した。
また安倍晋三総理が憲法改正へ自公と野党の改憲勢力をあわせ、参院で3分の2の勢力を目指す考えを示したことには「立憲主義を理解せず、憲法を守っていない総理が憲法改正の話をすること自体がちゃんちゃらおかしい」と安保法制や憲法規定に基づいて野党が求めた臨時国会開会にも応じなかった経緯などをふまえ、批判した。
枝野幹事長は衆院予算委員会での総理答弁についても「民主党政権の批判と悪口を繰り返し、政府や自らに突きつけられた質問に正面から答えないという政治の劣化ぶりは大変深刻だ」と質問に正面から答えていないと批判した。(編集担当:森高龍二)