北のSLBMにも備えた対応している 防衛相

2016年01月29日 21:32

 中谷元防衛大臣は29日の記者会見で記者団から、アメリカの当局が北朝鮮のミサイル発射する時期について「2~3週間以内の可能性があるのではないか」という見方を示していることへの受け止めを聞かれ「防衛省と致して重大な関心を持って情報収集・分析をしている。事柄の性質上、米側の考え方や発言についてもコメントは差し控えたい」と応じなかった。

 一方、こうした情報に対し、国民はどういったところに注意し対応すべきかとの問いには「非常に機微な部分もあるので」とコメントを控えた。そのうで「国民の生命・財産をしっかりと守っていくという観点で関係省庁及び米国等と連携して必要な対応は行っている」とした。

 また、仲谷防衛大臣は「昨年5月に潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験を実施したと北朝鮮は発表しており、今月8日にもSLBMの発射試験とみられる映像を公表しているので、そういった事態にも対応できるような備え・対応等は実施している」と述べた。

 中谷防衛大臣は日米韓の連携についても「1月8日に日米韓防衛実務者協議会(DTT)が開催され、情報共有のための局長級のテレビ会議を実施した。このように米国及び韓国とは緊密に情報や意見交換を行っている」と連携して、対北朝鮮に対しても情報交換等しているとした。(編集担当:森高龍二)